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◆校舎改築計画における事業計画及び資金計画

周年記念といった節目に校舎の建替えや大規模改修等の計画の際、建設事業のフローやスケジュール、事業費の算出などのサポートを行います。
事業費を算出する際は、校舎の建設費や設計監理費等の金額だけではなく、校舎内の備品やグラウンド整備、インフラ設備等さまざまな検討課題が発生します。
それぞれの項目は、各々専門業者が存在しますが、全体的な視点ではなく、ピンポイントの視点となってしまいます。
いろいろな学校の建設計画の中で情報を蓄積した学校建築コンサルタントだからこそ、この一連の事業費算出が可能です。

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事業計画の資金計画においては、イニシャルコストだけでなく、ランニングコストやライフサイクルコストの検討も必要です。
校舎は建てるまでの検討より、建ててからの検討も非常に重要です。

◆既存校舎改修工事における基本計画及び基本設計、概算工事費の算出、工事監修及び業者調整、工事工程管理、簡易営繕工事の計画、設計、工事請負

学習環境の変化や教育環境の変化に応じ、施設の内部も環境の変化に応じ対応していく必要があります。
施工業者に要望を伝え工事を行うもの、設計者へ改修設計を依頼しとりまとめて工事を行うもの・・さまざまな学園対応の中で、学園内での検討サポートを行います。
学園要望をしっかりとまとめ、施工者や設計者へ情報を伝達することで、よりよい環境の構築が可能になります。
また、見積依頼資料をしっかりとまとめることで、競争購買での品質保持やコストを抑えた工事発注が可能となります。

◆施設管理図の作成及び現況使用状況調査業務

周年記念の建替えや大規模改修、学習環境や教育環境の変化に応じた改修、校舎等の施設管理を検討する上で重要なのが、現状把握です。
校舎等の施設の図面は、建物毎には竣工図が存在しますが、校地内にある建物を総合的にまとめた資料を整備している学校は少ないです。
ラフな全体教室配置の資料は学園内で作成していますが、竣工図ベースの全体をまとめた資料でないと、部屋の大きさや配置状況など詳細に把握できません。
A3用紙1枚に同じ縮尺で書かれた教室配置の図面を見ることで、全体的視点を持った配置の見直し検討など出来、非常に役立つツールが出来上がります。
また、建物竣工後から改修した内容や、実は竣工図と違う内容など、現況使用状況調査を行い、現時点において実態に合った施設管理図をまとめておくことも重要です。
学校建築コンサルタント画像5 A棟、B棟、C棟、D棟、E棟のそれぞれの竣工図はあっても1枚に同じ縮尺で全体が書かれた資料があると全体把握ができます。
左図は単線表記ですが、実際作成する際は、竣工図の図面程度の表記で作ります。

◆ライフサイクルコスト試算による修繕計画の立案

校舎等の施設や設備を維持していくには、定期的なメンテナンスにおける修繕や故障や破損による更新が発生します。
学校の建物は事後修繕で対応するケースがほとんどですが、修繕や更新費用を事前に把握していない状態です。
緊急修繕、短期修繕計画等の目先の計画だけではなく、中長期修繕計画による建物を維持していくうえでかかる費用を把握しておくことも重要です。
学校の建物は、校舎1棟だけではなく、複数の建物が校地内にあるケースが多くありますが、新校舎を計画する際は、新校舎のことばかり検討が進み、既存建物にかかるライフサイクルコストの検討がなされないケースがほとんどです。
特に新校舎を計画する際は、事前に校地内全ての建物のライフサイクルコストを把握されることをお勧めします。
この費用を把握せず、新校舎に多額の費用をかけてしまうと、建物完成後に全体的な施設環境維持が費用面で難点がでてきてしまう恐れがあります。
また、新校舎建設後においても、ライフサイクルコストに基づく修繕、更新計画を立てておくことで、長期に建物を維持していくことができます。

◆施設改修に係る補助金、助成金申請サポート

学校の施設改修にはいろいろな補助金、助成金が出るものもあります。申請において多少専門知識や図面等の資料が必要なものもありますので、学園の事務スタッフのサポートを行います。